その1 5色にこだわる

実は赤・黄・緑・白・黒の五色を意識的につかうと、彩りはもちろん、栄養バランスもよくなります。桜の下に集まった仲間、ご家族が、お弁当箱を開けたとたんに笑顔もこぼれるような彩りがあると、花見の席はさらに和やかな楽しいものになるものです。ちなみにこの5色は手に入りやすい食材で簡単に揃えられますから、ぜひおためしを。
その2 串に刺す

うずらの卵やオリーブなど小さな食材の場合、数個をピックに刺して入れるだけで見た目アップ、しかも食べやすくなります。おしゃべりが弾みながらの「ながら食べ」には、食べやすいこと、ちょうど一口分を取り分けられることがとても大事。口がいっぱいでしゃべれない、取り分けに集中して話が途切れる、などという事態は実に興ざめ、花見の席の盛り上がりを後押しする食事のスタイルに「ピック」をフルに使ってみましょう。
その3 ソースをかける

定番的、日常的な食材も、ふだんのレシピにテクニックを「ちょい足し」すれば、意外に魅力的なハレの日弁当のおかずになります。たとえばいつもの「鮭」も、ただ焼くだけでなく“マヨクリームソース”をかけるだけで見た目華やかに。ついてに表面をコートできるので「しっとり感」も保てて一石二鳥です。
その4 巻く

いつもの平らなピッツァ生地を巻くことで、乾かず、しかも食べやすい洋食おかずに!!ピッツァ生地、あるいは市販のトルティーヤの生地を使って具材を乗せてから、具材を中にして「ロール状に」巻いてみては(トルティーヤの場合、メキシコ料理の「ラップサンド」になります)。見た目かわいらしく、しかも時間が経ってもしっとり。具材がすべり落ちないので食べやすいという利点も。
その5 飾りをくわえる

お弁当はプレゼンテーションも大切。たとえば、最後にしその葉やかいわれ、ときにはミントの葉などを飾りとして追加してみてはいかがでしょう。色味に変化がつく以外に、ふたを開けたときの見た目が立体的になって楽しいものです。