接待弁当のメリット・デメリット
契約クロージングの後に「簡単なお食事をご用意しておりますので」と応接室にご案内し、おもてなし感のある、品格を感じさせるお弁当でご接待することもあると思います。ここではそんなシーンと、レストランや料亭の個室で行う外食接待を比べた場合のメリット・デメリットを考えてみました。
メリット
- 商談後に接待に流れる場合、商談が早めに済んだ場合にも、店の予約の時間までが空いてしまってお客さまをお待たせする、時間つぶしを強いることがない。
- 接遇するのが社内のスタッフであるため、手作りの接待の印象を与え、接待するお客さまとの距離が縮められる可能性がある。
- 大げさな感じが伝わってしまい、辞退されたりすることがない。
- 乗り物などでの移動が避けられるので、会議や商談の後、スマートに移行できる。
- 接待主と被接待者の関係が未公開の場合、秘密が守られる。
- おもてなしの気持ちを伝えるお弁当は有名店のものでも1000円程度から手に入るので、なんといっても予算が抑えられる。
- 中華・和食・洋食など豊富な品書きから選べ、ネットで簡単に注文できる。
デメリット
- 社内応接室は、飲食のために作られた空間での接待に比べて、家具や照明設備などが一般に質素であり、贅沢な饗応感はうすい。
- 飲食のためのプロの接遇者がおり、設備も整った外食店に比べて、配膳、喫食中に、細かいお世話ができない場合がある。
- 回収容器に入ったもの以外は、空き容器を廃棄する手間がかかる。