秘書ならではの配慮がここに。お弁当選びのポイント
役員会議用や接待、または昼食会のお弁当選びも、「秘書力」が試される場かもしれません。社長や役員など企業のトップはもちろん、来客の方、その他の参加者の方に満足していただくために、秘書の方たちはどういう工夫をされているのでしょうか?より満足度の高いお弁当を手配するために、「これは押さえておきたい」というポイントは必見です。
見た目がきれい!は第一優先
役員会議や来客をおもてなしする会には、失礼にあたらない、品のよいのものを選びたいもの。そのためにもお弁当の「見た目」や「品」は重要です。見た目がきれいなお弁当をお出しすることで、長い会議の間に「お疲れさまです」の気持ちがさりげなく伝わります。
和のお弁当には見た目がきれいなものが多いですが、秘書のみなさんは、和食にかぎらず「品のよいお弁当」を選ぶように留意しています。
おかずの大きさ、重要です
見た目がきれいで品のよいお弁当に共通しているのは、「一口で食べられる」おかずであること。会議中にお召し上がりになること、または大切なお客さまにお出しする際に考慮する点として、「食べやすさ」はとても重要です。自分のペースでさり気なく口に運べるお料理の入ったお弁当を選ぶと喜ばれるでしょう。一口サイズのおかずが数種類入ったお弁当はおもてなしの心も伝わりやすいお弁当です。
種類はたくさんあるといい
食べる方の構成が男女半々、年齢層も厚い場合、メインのおかずがドカンと入ったものだと広い好みに対応できるか心配。おかずが少しずつ、いろんな種類を楽しめるお弁当なら、どなたにも喜ばれる確率が高く、リスク回避もできます。また、フルコースを味わえるようなお弁当だと、「おいしかった!」という印象も残せるので、おかずの種類がたくさん入ったお弁当はここぞというときにぜひ。
好き嫌いはないかしら?
全員のお好みを事前に把握するのは大変なこと。後から「苦手なおかずがメインでまいったよ。」と言われるのは一番避けたいので、数種類のおかずが入ったお弁当を選ぶことがベストです。同じお店から2、3種類のお弁当を注文し、食べる方に直接選んでいただくのも、1つの方法。全員に満足してもらうのは難しいことですが、少しでも気持ちの沈むことはしたくない、という気遣いが大事なんですね。
会議の必須アイテム
新人秘書さんでは、お召し上がりものにばかり気が行ってついついお茶を忘れた、という失敗もあるようです。ふつうはみなさん、ペットボトルのお茶に紙コップかプラカップをつけてサーブされています。お店によっては、無料のお茶つきで宅配されるお弁当もあるので要確認ですね。また、急須で一杯ずつ淹れて差し上げることも。その場合、アツアツのお茶がお好きか、ぬるめがお好みかの情報を把握しておくこともあるようです。ベテランになるほど秘書の「奥の手」は深いのです。
「宅配可能」は重要ポイント
秘書の方は、1回に手配するお弁当が10個以上という場合が多く、人数分のお茶も用意すると当日運ぶのが本当に大変。加えて大荷物を持っての移動で、貴重な時間も取られます。その点、指定した会議室・応接室まで搬入してくれる宅配弁当のサービスはとても便利ですね。事前に注文予約をしておけば、当日は時間まで待つのみ。時間のない秘書の方にとって、宅配利用ができるかは重要です。
次の予定も把握してます
秘書の方は、上司の「次」の食事の内容が重めの場合や上司の健康を考えて、軽めのお弁当を用意することもあります。ただ、軽めであっても、見た目や、おかずが複数あること、などは気をつけているポイントです。また、当日の会議室は、次に誰が、何時から使うのかもチェックします。直後に社外の方もご参加の重要会議が入っている場合などはとくに、においのきついお弁当は避けます。
まとめ
- 美しいお弁当なら「お疲れさまです」の気持ちも伝わります。
- 一口サイズの心配りを。
- 少しずつ、いろんな種類を楽しめるお弁当がベスト。
- メインのおかずを複数種類注文すれば完璧。
- ペットボトルのお茶など飲み物も忘れずに。
- 人数分のお茶とお弁当を一緒に注文して、時間を削減。
- 夜の会食や上司の健康状態、会議室の次の利用者も気にします。